人生初のブロックタイヤ & TPU チューブ 補足編2023-04
26x1.95 の超軽量セミブロックタイヤ foxtrail と、超軽量 TPU チューブ RideNow と、怪しげな中華リム PowerCircle。 コレらを使いたくて前編・中編・後編とやった結果、ブロックタイヤなのにスリックタイヤより転がるという驚きの結果が出ました。 今回はその中で書き切れなかった事、書き忘れた事を書くぞい。
タイヤクリアランスは
カタログ値 26x1.95 の実測 26x1.85 (幅 47mm) タイヤを履いているのにブレーキワイヤーまでのクリアランスはまだ 3cm 空いてるね↓
フォーククラウン下の方がクリアランスが厳しい。 この Litepro V ブレーキはアームレングスが 108mm なので 108-30=78mm だから、アームレングス 80mm の長ミニ V ブレーキ TEKTRO 926AL に変えてブレーキレバーをキャリパー用にする事がギリギリ出来るかもしれない。
つま先ヒットする?
フレームは Giant グラビエ M サイズ トップチューブ長 565mm で、クランク長は 170mm で、靴のサイズは 43 の 27.2mm で、クリート位置は真ん中くらいにて、足を前に出してハンドルを曲げてもつま先はタイヤにヒットせず。 この太さでも 26 インチなら全然イケるんね。
リムのブレーキ面はツルツル
今回使ったリム Power Circle は妙にブレーキ面がツルツルなんです。 手元にある他のリムを指で触ってみたら程度の差はあるけど Power Cirle ほどツルツルじゃなかった。 このリムのブレーキ面も黒版で鳴き・ガタが出るのはこのツルツルが原因なんやろか。
RideNow TUP チューブはバルブナットが使えない
バルブにナットをネジ込むネジ山が無い! 無くても良いモノなんかな。 じゃあ今までバルブナットをしてたのは何だったんだー! しかしナットが無いせいかバルブが妙にグニグニ動くぞ? TPU チューブはバルブが脆いなんて情報もあるし、ポンプヘッドを押し込むと折れそうで怖い。 押し込むんじゃなくてネジ込むタイプのポンプの方が良いのかもしれない。 同じ RideNow でも緑色の 700c 用ならバルブナットが使えるヤツはあった。
英式リムに仏式バルブ
このリム Power Circle はバルブホールが大きめな英式用なんよね。 対してこの TPU チューブは細めの仏式。 隙間が怖いのでバルブ根本に廃チューブを挟んでおいた。 前項の写真の段差付きバルブナットが使えれば広すぎる英式穴に嵌まって狭くしてくれるんだけどな。
TPU チューブの空気抜けは
使用開始から半月程経ったけど空気再注入が必要な空気抜けは起きていない。 少なくともブチルと同等の空気保持力はありそうだ。
foxtrail 級の超軽量タイヤは他にもある
近いサイズだと Rene HERSE CYCLES Naches Pass エクストラライト 26x1.8 がカタログ値 300g。 ただ1本1万円と恐ろしく高いんよね。 それにチューブレスレディなのでタイヤの脱着が固い可能性もある。 そして何よりタイヤ・リムの色が3色以上あるのが自分好みでない事はサイクルグランボアのタイヤで気付いた↓
のだけれど、タイヤだけで2色を使うスキンサイドは3色になりやすいのがネック。 オールブラックリムなら「黒・スキン・黒」の2色になってくれるのでスキンサイドでも許容できるのだけれどね。 手組み用の PEO (ラズマ電解酸化皮膜) が施されたオールブラックリムがあれば検討する、って感じかな。
26x1.85 は 700c フォークに入る?
700x28c が銘柄によって使えたり使えなかったりする一般的なリムブレーキ用の 700c フォークに入るか試したら、完全アウトです。 26x1.5 は入ったけど本当にギリギリだったので、実測 1.85インチ (47mm) はそら無理やね。 これ以上はタイヤがつっかえて入らなかった↓
foxtrail のタイヤ平幅は
タイヤ紹介の時に書いとけばよかったけど忘れたので今書こう。 「平幅」というのは自分で勝手に付けた名前で、タイヤを平べったく潰した状態で測った幅の事を言います。 言いますと言うか自分で付けたんだけどね。 で、ソレを空気を入れた後の実測幅をそれなりに予測できるデータとして収集しております。 foxtrail 26x1.95 の平幅は 116mm。 流石に過去最高値だ。 ココにも記載しておこう。
そういえば平幅を「ケーシング幅」って呼んでるサイトも発見した。 平幅ってのは勝手に付けた名前だからケーシング幅が正式名称ならソッチに変えようと思ったけど、検索しても他に使ってるサイトは2件しか見つからず。 まあでも自分しか使っていない平幅よりは2件だけとはいえ他に使っている人のいるケーシング幅の方が良いのかな。 まだ参考情報が少な過ぎて何とも言えず。
でした
4回に渡ってお届けした「26HE 超軽量ブロックタイヤ・TPU チューブ編」でしたー。 選択肢が豊富な 700c でもつま先が前輪に当たらないフレームが有れば良いのだけれど、何故か出逢った事が無いんよね。 サイズが大きくなってトップチューブが伸びればつま先が前輪に届かなくなるかと思いきや、必ずヘッド角が立って当たるようになっている。 自転車業界はつま先を前輪にヒットさせる事に執念を燃やしているのかー。 丁度良いヘッド角というモノがあるとしたらフレームサイズによって変えたらアカン気がするんやけどな。 それとも重要なのはホイールベースでヘッド角はどうでも良い? 何にしてもあとほんの 1〜2cm 前輪を前に出すだけで良いんですよ。 ハンドリングに影響があっても自分鈍感で気付きませんから…。 です!