36穴のリム・リアハブを 30本で組む (2:3組み)2015-08
海外通販の Chain Reaction Cycles で [Mavic XC717 425g] が 60% オフの ¥3,500 かつ送料無料だったので、使う予定もないのに買ったったんよ。 更にそれに合わせてヤフオクで [シマノ FH-M785 330g ¥2,500+¥680=¥3,180] も落札。 からの半年放置。 そろそろ組んでみようかしらね!
さて今回のスポークパターンは
例によってリアは 1:2 が基本よね。 普通にやると [左ラジアル 9 本] と [右タンジェント 18 本] の 27 本やな。
素敵な幾何学模様だお…。
でもディスク対応を視野に入れるとクロスが理想
ディスクブレーキ化の予定はないけど折角対応してるハブだしね。 で、ディスクはフロントすらタンジェント組を強要するくらいの
1 本だけラジアルにせなアカンやん! 問題無いっちゃ無いだろうけどちょっと気持ち悪いし、スポークが 1 本だけ長さ違うとか手配が面倒っぽい。
なのでこうする!
左を 18 本から 2/3 の 12 本にする! これで 12 + 18 = 30 本! 前代未聞の 2:3 組み! 間引いた方も普通の 6 本組なのでスポーク長計算も間引かない 6 本組のママで良し。 本数も増えてディスクブレーキの負荷にも耐えられそうだし、以前 1:2 にした TNI エボリューションライトのセンターフランジ間距離 36.93:16.35 に較べて今回の FH-M785 の 33:20 は 1:2 より 2:3 の方が適してそうだし、これはグッドアイデアかも!
とはいえマトモに組めるか分からんので
ネットでこの組み方の情報は見つからず手探りなんや。 なので余ったスポークでの仮組みで茶を濁すことにする! 今回の必要スポーク長は [左:260.6mm, 右:259.4mm] で、余ってたのは旭の 261mm/2.0mm 鉄スポーク + 真鍮ニップル。 これなら問題ないっしょ!
ほい組み終わり!
テンション高めてないからキンキンに張るとどうなるか分からんけど、現時点では特に問題なく組めたように見える。 この組み方イケそうだね。
ただ予想に反して、というか一般論通りというか、まだ左の方がテンション低い感じ。 2:3 じゃなくて 1:2 でも問題無かったかもしれないね。 無くても平気だけど測りたい願望を満たすためにテンションメーター買っちゃおうかな…。
スポーク長も問題なし
テンション低めで写真↓くらいの飛び出しで済んだので、ニップル締めはもう 2~3 回転なら問題なく、5 回転でもギリギリイケそう。 適正値より 3mm 長いくらいなら全然イケるね。
前に試したこのホイールでは何と 5mm くらい短かったのに 1 ヶ月問題なく走れたし、スポーク長ってそんな気にしなくても良さそうね。
ベロプラグはイケる?
微妙な感じだけど可能性はある。 でもダメかもしれん。 てかベロプラグの使えるリムってよっぽどワイドじゃないとアカンちゃう? いやこの大きな黄色ベロプラグじゃなくて小さな赤ベロプラグにしとけば良かったってことか…。
重量は
979g と今使ってるやつの 734g から 245g の大幅増! リムが 365g→425g だし、ハブも 230g→330g だし、スポーク本数も 24本→30本だし、太さも 2.0-1.8バテッドから 2.0プレーンだし、ニップルもアルミ→真鍮だし、仕方ないんだけどちょっと萎えるね…。 もし本気で使うならスポークを 1.8 とかに細くしてニップルもアルミにしよう。 それでも 900g オーバーだろうけど。
そんな感じで
重量はアレだけど組み方は満足じゃ! でも今乗ってる Latido はリアエンドが 130mm だから 135mm のコイツを使う機会がないので試し組みだけね。 それにしてもこの組み方、ある程度のスポーク本数で強度を確保しつつ左右異本組みでテンション差是正も狙いたい場合には凄く良いんじゃない? なんて乗ってもいないのにな。
ちょっとした問題点としては、36h って絶滅って程じゃないけど衰退してる規格に分類され気味だからパーツの確保に頭を悩ませそう。 穴の開ける場所をチョチョイと変えるだけなんだし何とかして欲しいんだけど! なんて言うと工場の人に怒られちゃうかな。 でした!
※追記)テンションメーターを買ったのでテンションを測ったよ!