スポークプレップについて2018-02

 ここ 4 年で組んだ 15 本のホイールの半分以上にスポークプレップを使ってきたもんで、ようやくスポークプレップの事がボンヤリと分かってきたんよ。 なのでそれについて書いてみようかね!

効果について

 ニップルを回すのが固くなるので ホイールを組むのが大変になるけど、振れが出にくくなって メンテナンス頻度を減らせるので、最初は苦労するけど長期的に楽をしたいなら使うが吉、って感じやね。

 ただ…振れが出にくくなってる実感が今のところ無い! ので現時点の結論としてはスポークプレップを使う明確なメリットは提示できないんよ。 まあでもニップルを締めるのが固くなるイコール緩みにくいって事だから、手組みに慣れたら使った方が良いとは思います。 多分。

組み(にく)さについて

 スポークプレップはニップルを緩みにくくする為の物なので、ホイールを組む時も当然ニップルを回すのが固くなって作業が大変になる。 メーカーは「組む時は潤滑剤になる」って(うた)ってるけど、自分が使い続けた限りじゃニップル回しは確実に固くなった。

 だもんでニップル回し抵抗が大きくなるハイテンション時は脆いアルミニップルなんかだとニップルが負荷に耐えきれず割れる可能性が高くなる。 ハイテンションにするなら鉄ニップルやね。 上手い人はアルミでもハイテンションで張れちゃうんだろうけど。

 あとニップル供回りによるスポークの捻れが起きやすくなるので、普通の真ん丸なスポーク (ラウンドスポーク) だと捻れた状態で組み終わって車体に装着して走ってみたら路面からの衝撃で捻れが元に戻って振れが出る、という事が起こりやすいと思う。 スポークプレップを使ってハイテンションで組むならラウンドスポークより捻れの分かるエアロスポーク推奨。

振れ(にく)さについて

 これがねー、分からないんですよ。 前述の通り触れにくくなる事は間違いないんだろうけど、今まで組んだホイールで塗った時と塗らない時で明確な振れの出やすさが大きく変わった記憶は無い。 もし機会があったら前後で似た構成のホイールを組む時は前輪と後輪でスポークプレップの塗る塗らないで分けてみよう。

自分の辿り着いた塗り方

 スポークの先端をチョットだけスポークプレップに沈ませて粘体を(まと)わりつかせ、それを指で上下に小削ぎ取る感じでやると丁度良く塗れた。

↓現物はこんな感じになるよ。

 本来はネジ山の 3/4 だけ塗れば良いらしいのでネジ山全てに塗り込んでいるコレは少し塗りすぎた例。 とにもかくにも、この工程で手を抜いて塗りすぎちゃうとニップルが固くて締められなくなっちゃうので、慎重に丁寧に。 詳しくはコチラを参照のこと。 翻訳に感謝!

放置すると固まるので

 購入から 1 年くらいしたら水分が飛んだのかカチコチになってしまった。 なのでお湯を注いでマイナスドライバーでザクザクほぐしたらほぼ復活したっぽい。 数日後に再確認したら水分が分離しててまたかき混ぜなアカンかったので、完全復活とはいかないようだけれども。


↑カチコチ状態

↑お湯で溶いて数日後
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