カーボンフォークにスターファングルナットを使う2015-09

 Latido の 1 インチ鉄コラム使っていた [エヴァディオ アンカーナット 42g ¥831] を軽量化しようと思ってサイクリー板橋店で [ダイアコンペ スターファングルナット AL 1 インチ 8g ¥130] を買ったんよ。 そしたらコレって 1 インチ鉄コラムより内径の狭い 1 インチアルミコラム用で、より内径の広い鉄コラムには使えないことが発覚! AL ってアルミ製のスターナットって意味じゃなかったのね…。 やったぜ新たな知識を得た!

(くじ)けず他に(はま)るものを探してみたら

 Latido の鉄コラムフォークには使えないからって捨てるのもアレだし、何かに使えないと思ってアレコレやっていたら、内径が 19mm くらいのドロップハンドルのエンドにこのスターファングルナットがピッタリ嵌った! そしてドロップハンドルのエンドはいつぞやのオーバーサイズのフルカーボンフォークのコラムにギリギリ入りそうで入らなそうで入る感じ! これは…使えるカモ! 作業開始!

ドロップハンドルのエンドを切断

 縦に切込みを入れつつパイプカッターで今回は 5cm に切った。 スターナット設置だけが目的なら 3cm くらいで良いカモだけど、ステムの締め圧力を全て受け止められるように長めにしといたよ。

そしてスターナット圧入

 自作工具でグリグリと…。

 始めてのスターナット圧入だったけど簡単だったよ。 スターナットの内側から外側に広げようとする力のせいで切り込みのスタファン設置箇所の方が 0.5mm くらい広がってる。 てか凄い削れてるね…。

さあコレをカーボンコラムに打ち込む!

 スターナットが内側から広がろうとしてて結構キツかった! 最後はショックレスハンマーを使ってしまったけど割れずに圧入できた。 これだけキツいとカーボンコラムを内側から食い破る可能性あったりするのかな。 ステムで外から締めるから大丈夫かな。

さて軽量化は?

 スターナット 8g とドロップハンドルの切れ端 5cm が 20g で合計 28g。 アンカーナットがトップキャップとボルト込みで大体 40g 前後なのを考えると殆ど軽くなってない…。 ただ今回使ったドロップハンドルは 400g の重いやつだったので、もっと軽いやつにしつつ 5cm を 3cm とかにすればもう少しくらいは軽くなりそうよ。

取り外せる?

 潤滑油流し込んで思いっきりネジを締めまくったらもしかした出てくるかもしれないけど、スターナットが広がって内部圧力が上昇してカーボンコラム破断! を恐れて試してない。 もしやるならステムを装着して外側から包み込む力も同時に掛けないとアカンと思う。 何にしても取り外すつもりならこんなことせんでアンカー使った方が良いやね…。 ちなみにコレはコラムが 30cm フルで残ってるヤツなので、最悪コラムを一般的な長さにカットすればアンカーナットの排除も可能ではありんす。

※追記)簡単に取り外せた! 詳細は後述!

評価は

 殆ど軽くならないのに [取り出しが困難] [ドロップハンドルの切断] という大きなデメリットを負うので (ホシ0個) ながら、極限まで軽量化したいケースを考慮して (ホシ0.5個)! しかし何でこんなことやっちゃったんだろう自分…。

そういえばカーボンにスターナットがダメな理由って

 ダメとは書いてあるけど何故ダメなのかを書いたサイトが殆ど無いんよ。 一応 [圧入時にカーボンを削るから] と [ボルト締め時に爪がカーボンを突き破るから] の 2 つを発見したけど、20 くらいのサイトを開いて 2 つだけだったし、その 2 つもメーカー公式じゃないときたもんだ。 ダメなことは理由を言わないとヒトは正しく育たないぞ! それとも己の検索スキルを磨いて英語サイトとかも対象にすればもっと見つかるかな! でした!

※追記)取り外せた!

 何となく手持ち無沙汰の時に試してみたら、結構簡単に外れた! クレ 556 を吹きかけつつコラムスペーサーで下駄を履かせてヘッドキャップをクリクリ閉めこんだら簡単に抜けてくれた。 それ程リスクを負わずに外せることがわかったので評価は (ホシ1つ) にアップ。 強く締めたら外れちゃうって事でもあるけど、ヘッドキャップってそんなに強く締める必要もないし問題ないッショ!

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