前乗り化 3 段階目2018-06
[シートポスト逆付け] + [ステムライザー前乗り] による 2 段前乗りで恐らく 80° 弱シート角になっているところに、今度はフォークの肩下を下げて車体を前下りにする事で更なる前乗り化を推進することにしましょう。 その為の素体は [
図にするとこんな感じね
R3 パーツをコッチに移植
だがチェーンが短すぎる! 一番軽い 36t の 1s に入れるともうこれでもかってくらいディレイラーが引っ張られて、ここから 2s, 3s と変速レバーをカチカチしても一向に変速してくれない。
チェーンステー長 425mm の R3 でも少し短めだったチェーンなので 445mm と 2cm 長いファータイルじゃ全然足りないのね…。 なので余ってたチェーンの切れ端でコマを追加しといた↓
そしたら何やら妙に固くてチェーンカッターが折れてもうた…↓
別のチェーンカッターにしたらサクッとイケたので、角度が悪かったんかな。 さようなら折れたチェーンカッター今までありがとう!
パーツの移植完了
Escape R3 からフレーム重量が 550g くらい増えてしまったね…。 リアエンド 135 のフレームに 130 の後輪を突っ込んだけど、スキュワーをグイグイ締めてフレームを歪ませることで対応。
※追記)リアエンド幅 135mm フレームに 130mm 幅ホイールを履かせるのはちょっと面倒! 嵌める時に上手く嵌らず苦労するし、ハマったと思ったらホイールがセンターに来ず高確率でブレーキシューのクリアランス調整を要求される。 当たり前だけどちゃんと合ってる方が良いやね…。
さてシート角は
アッチにも書いたけどコッチにも書いとくと、肩下を 445mm - 378mm = 67mm 下げたことで元々 74.18° くらいだったシートチューブの角度が 76.87° くらいと 2.69° くらい立った。
そしてシートチューブじゃなくてシートポストのヤグラの中心部分を基準にシート角を測ったら 81.25° くらいと相成りました。 少し後ろにセットバックする一般的なシートポスト基準に換算すると 82° くらいになるんかな。 思い付く限りの前乗り化のアイデアを全て投入した限界値やでー。
走りは
乗車姿勢の直立・前傾にかかわらず恐ろしくサドルの乗り降りがし
上体の前のめり感は当然悪化。 カマハンを握る
スピードは、カマハンポジションでは少し遅くなった気がする。 対してエアロポジションは速くなったけど、初めて前乗りをした時のような感動は無いんよね。 前乗りに慣れて当たり前になってしまったんかな…。
いろは坂タイムアタックは
2分56秒 と、今回の肩下下げ前乗りを施す前でかつフレームが 550g 軽い R3 で登った前回タイム 3分06秒 を大きく更新! 筋肉には余裕があったのに呼吸が持たなかった前回の反省を生かして少し重めのギアでグイグイ登った効果もあると思うので今回の前乗り化だけの効果とは言えないんだけど、3 段階目の前乗りも効果がある可能性は高いやね。 平地じゃ違和感が先立ってスピードアップの効果はよく分からなかったけど…。
ちょっと気になったのが
エアロポジション中のリアブレーキで後輪がロックしやすくなった。 後ろの荷重が減るから後輪がロックしやすくなるのは当然か…。 念の為余っていたフレームで後ろ荷重の車体を作ってみたら、同じホイール・タイヤ・ブレーキでもコッチは明らかにロックし
という感じでした
これで前乗り化のアイデアは打ち止めなので、今回の 3 段階目を前乗りの終着点としましょうか。 結果としては
◎ | 圧倒的なスピードアップ |
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×× | お尻がサドルに引っかかって乗り降りし |
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×× | 前に倒れ込む上体を支える腕が疲れる |
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×× |
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× | 普通の方法ではサドルバッグが装着できない |
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× | 後輪がロックし |
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みたいな感じやね。 基本的には前乗り 1 段階目の結果と同じだけど、良い方向にも悪い方向にも更に影響が強くなった。 一言で纏めると、何だかえらくピーキーな自転車になってしもたー! です!
それにしても長く続いた前乗り化もこれで終わりかと思うと少し寂し…くはないや。 もうこんな無理矢理な改造をしなく済むかと思うと開放された気分やでー。