Tern Link A7 後ろブレーキ調整2021-03
アレやコレやと弄ったせいでブレーキの効きがアレになった Tern Link A7 の前ブレーキを調整したのが前回。 今回は後輪だぞい。
症状は
前ブレーキは下手したらママチャリ以下の効きの弱さになり、後ろブレーキはチョット効きが強過ぎる。 数値で表すと、自分の理想の制動力が 10 で、ママチャリが 5 で、MTB 油圧が 20 とすると、Link の後ろブレーキは 15。 前は前回の調整で 4 から 9 まで効きを強めたけど、今回の後ろは効きを弱めねばね。
さてまずは
定番のシューの弱体化をしよう。 自分の経験に於いてはカートリッジシューは効きが強くて一体型シューは効きが弱いという認識なので、一体型にダウングレード↓
結果は…大差無し。 うーん…。
本体のアームを短くしよう
アームレングスを Litepro の 108mm からその辺に転がっていた 85mm の テクトロ に。 短くし過ぎかな。 でもモノは試しだ↓
リターンスプリングも強めてレバーの引きを少し重くした。 そしたら今回は明確に効きは弱まった! レバーストロークが明らかに減って握りがすぐ詰まる感じ。 けど制動力の弱まりは期待した程じゃなくて、そこまで強い力でレバーを握らなくてもロックまでいってしまう。 数値で言うと 15 から 12.5 に減ったくらい。 10 にもう少し近付けたい…。
シューを更に変える
キャリパーブレーキ用のシューを V ブレーキに使える TEKTRO 720.12 BR-TK-155 ってヤツに。 …うーんあまり変わらないね…。 ていうか何故こんなにも効きが良いんだー! 嬉しい悲鳴だよ! 悪い意味で!
空気圧を下げてみよう
後輪の効き過ぎはタイヤがロックして滑る可能性も高めるので、空気圧を下げれば上がると言われるタイヤのグリップを高める方針に変更。 そんな訳で 6bar から 2bar に下げたら…少しロックしにくくなった? と最初は思ったけど、何度か空気を入れたり抜いたりして試したけどイマイチ違いが分からない。 大差無し? 仮に空気圧を下げた事でグリップ力が上がったのだとしても、今使っているタイヤ「ミニッツライト」の最低空気圧 4.5bar を大きく下回る空気圧にしたのに気のせいレベルのグリップしか稼げないんじゃ意味無いね。 2bar だと立ち漕ぎでグッと踏み込むだけでリム打ちするし。
やはり効き自体を弱めねば
昔買った自転車のドレかしらに付いていた ALHONGA パワーモジュレーターを導入しよう。 結果は少しだけ弱まってくれたっぽい。 12.5 から 11.5 になったかな。 あと少し!
しかしこのパワーモジュレーター、スプリングを無くして手持ちの別のバネを代用したからか反発が弱いんよね。 そのせいで一旦握り込むとスプリングが少ししか戻ってくれず、一回レバーを握り込んだらその後は常に半分以上スプリングが潰れた状態になってまう。
シマノのパワーモジュレーターを購入
SM-PM70 ってやつ。 そんな高い物でもないので 90° 版と 135° 版の両方を買ってみた。 ネット情報だとドッチのリードパイプが 90° で 135° なのかが分からなかったからソレを知るために。 左が 90° で右が 135° ね↓
試しにリードパイプを差し込んで手でグリグリ押してみたけど全く押し込まれる気配が無い。 不良品? まあでも実際に使ってみない事には。 と言う訳で Link に装着↓
走る前にブレーキレバーを握ってみたら、かなり強くレバーを握ったらようやくリードパイプがパワーモジュレーター本体側に押し込まれた。 中にあるであろうバネの反発力が強いって事か。 大丈夫かな…。 いやいや走ってみなければ分からない!
走ってみたら
バネが沈む前に後輪がロックしてまう! ロックしてタイヤがズズズと滑った後にようやくブレーキレバーがグニュっとなってパワーモジュレーターが動作するのを確認。 明らかに固過ぎだ…。 こりゃ少なくともコイツの後輪には使い物にならんやね…。 そっと ALHONGA に戻した。 スプリングを弱いのに変えたのは良い事だったのかもしれない。
でした
後ろブレーキの制動力低下措置は完璧じゃないけどもうこのくらいで良いでしょう。 疲れたし。 折角買った Litepro V 本体が速攻で押入れ行きになったはアレやけど…。 そんなこんなで理想の制動力 10 に対して前は 4 から 9 に、後ろは 15 から 11.5 と随分近付けられた。 前後のブレーキ調整はこれにて終了! センキュゥ!